BMO ワイン
BMO 監修ワイン 蔵元:ブルチャータ/BRUCIATA
ワイン名:キャンティ・コッリ・セネージ バルカイオーロ 2013/CHIANTI COLLI SENESI BARCAIOLO

2013年はブルゴーニュグラスで果実味!ボルドーグラスで凝縮感!

キャンティ・コッリ・セネージ バルカイオーロ 2013
商品No.KI28-1-13
自然派カテゴリビオロジック(オーガニック、有機農法)
産地イタリア トスカーナ 

品種:サンジョヴェーゼ・グロッソ、プティ・ヴェルド

土壌:凝灰岩+砂。海の堆積土壌。

醸造:1960年代のセメントタンクで発酵、熟成。

香りは花や、熟したフルーツに若干土のニュアンス。
エキスの透明感を保ったまま旨みをギュッと凝縮した味わい。
このエリアはキュージと言われており、エレガントさのある酸味が特徴。
(※俗にいうキャンティエリアではなく、モンテプルチアーノエリアの畑のワイン。)

2013年は収穫直前でバランスのとれた気候が一転、1日80mmを超える豪雨に見舞われ収量半減。
その中でも選別に選別を繰り返し、60%をあきらめ、40%を収穫する事ができた。
難しい収穫年は定期的に訪れるもの。

“どんな状況にも対応できるのが自然な農業を営む人間の能力”
と過去からの知恵と経験で畑作りをしてきたエルマンノ氏の言葉。 

過去2年のワインとは違い、2013年は土地ならではの高いテロワールのポテンシャルを持ちながら、本当は雨の影響で骨格の太さは和らいでいる。
一触すると固いタッチだが、飲み方の工夫でほどけていく。

あと2年待てば、そのままエレガントさが現れるでしょう!
※2018年7月現在

ブルチャータ
ブルチャータ
蔵元
ブルチャータ
生産者名
エルマンノ・ロッシ

古き素晴らしきサンジョヴェーゼ
 今、改めて確かめたい“ブルチャータ”


●ブルチャータのキャンティはコッリセネージ地区=山のテロワール●

ここは骨太でしっかりしたキャンティらしいキャンティが生まれます。
だからブルチャータは基本的に飲み頃を迎えるまでに時間がかかりますが、
昔のしっかりとしたキャンティを彷彿させる、もはや珍しい存在。
昔、イタリア人ソムリエに講義を受けると、
「数時間前抜栓とか、場合によっては1日前抜栓&デキャンタ!」といわれたものです。
一旦旨みが開き始めると、地上の楽園ともいえる美味しさの世界がやってくる。。。
有機農法・BIOでありながら、こういったクラシックなサンジョヴェーゼのみなぎる力を、
“ゆがめることなく”ボトルに詰め込まれた、古き良きイタリアワインがこのブルチャータなのです!



【蔵元プロフィール】
9部屋のみの、超自然な農園民宿(アグリツーリズモ)を妻と経営するエルマンノ氏。
代々オリーブやブドウを生産する農家で育ち、高速道路公団で勤務する傍らでブドウ作りを続けていたが、
暮らしている土地の価値、その歴史、自然の偉大さに気づき、2002年に有機認証を取得。
2011年からワイン作りを始めた。
20haの敷地で葡萄園はたった2ha。
(甲子園球場でも約1.3ha!とても小さな畑!ちなみにトッロは3000ha!)
トータル600ケース。現地でもまだ知る人はほとんどいない。

「ブドウをしぼっただけのジュース」のような、加工しないワインをつくるためには、
健康なブドウを造る事が一番。自分のワインを一番飲むのは自分。
だから自分の嫌いなワインは造りたくない
とコンセプトはシンプル。

サンジョヴェーゼはこの土地に根付いた株を大切に育て増やしている。
僅かに同じく土地に根付いたプティ・ヴェルドもありブレンドに使っている。
「良いブドウがあれば良いワインが出来る。だから特別な設備は何も要らないし、化学処理も必要ない」
と極めてあたり前の考えで、設備は60年物の中古セメントタンク、ステンレスタンク、2000Lのオーク大樽のみ。
必要に応じて唯一添加するのはSO2のみで、分析値でも30mg/L程度。限りなく無添加に近い。
とにかく必要なものは何でも工夫して自分で作るのが好きで、自分自身を「田舎のアーティストだよ」と表現する。
奥さん曰く「いつも理想と夢を追い求めて生きている男」。

今まで飲んできたヴィーノ・ノビレとは全く違う、
かつて究極のヴィーノ・ノビレだけに感じた、あのテンション。
自然で素朴な旨みに、それでいて、新しさも感じる、
これほどのワインを生み出せるのは、信じられない驚きです。
 

~Vino Nobile di Montepulciano~
ヴィーノ・ノビレは、DOCGワインの中で最初に認定された3つのうちの一つで、
DOCGの最初の帯封が印刷されたのは、実はヴィーノ・ノビレでした。
大昔から「モンテプルチアーノは、あらゆるワインの王」とされ、
メディチ家など貴族や聖職者に愛されており、そのことから、「ノービレ」(高貴な)という名称の由来になったとされています。
日本のイタリアワインシーンではブルネッロと比べて、
保守的な生産者が今でも多く、しなやかで、食事に合わせやすい、日本人好みのスタイルのワインと言えます。
実際、モンタルチーノよりも標高が高く、ミネラルに富んだ土壌で、
繊細さを感じられるところが、さすが「貴族的」と言われるワイン産地です。
1965年のDOCG認定からちょうど50周年の節目になる2015年、ヴィーノ・ノビレ協会が主催する、
モンテプルチアーノエリアのワインだけの品評会で、「チェジーロ2012」が早くもトップ10入り!
デビューからたった一年で伝統ある有名生産者を抑えてノミネートするほど。
まさにこれから注目の的になること間違いなし!

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