BMO ワイン
BMO輸入ワイン 蔵元:ラミディア/LAMMIDIA
ワイン名:パンダ 2017/PANDA

ミネラル充分のロゼ!

パンダ 2017
商品No.3BOIY2-7-17ロゼ
産地イタリア アブルッツォ 

品種:モスカート・ローザ85%(樹齢30年、標高300m)、
   トレビアーノ・ダブルッツォ15%(樹齢20年)

土壌: 粘土石灰質土壌

醸造: 別々に醸造。それぞれ除梗・破砕し、12時間(一晩)の
    マセラシオン。その後、 モスカート・ローザは
    垂直プレス機にて圧搾。そのままタンクへ入れ
    アルコール発酵、マロラクティック発酵と熟成。
    トレビアーノはプレスし、そのままタンクへ入れ、
    アルコール発酵、マロラクティック発酵と熟成。

熟成: タンクで6カ月間熟成。
    ボトリングの一ヶ月前に、モスカートが少し
    アロマティックすぎると感じ、トレビアーノを
    ブレンドすることにした。

気候の特徴もあり、果実味は厚く感じるものの、
トレビアーノをアッサンブラージュしていることで酸味が通る。
ミネラル充分のロゼ。

キュベの意味:
パンダは、元々マルコとダヴィデが好きなインドのチーズの
コマーシャルのマスコット。
かわいいのに平然とした顔でひどい悪さをするパンダらしい。

またラベルのデザインは、身元も顔も不明だが、名前と作品だけが
世間に知られている、世界的有名ストリート・アーティスト、
“Banksy(バンクシー)”から取り得たもの。
オリジナルは銃を二つ持ったパンダだが、
このキュベではワインと栓抜きに変えた。

ラミディア
ラミディア
蔵元
ラミディア
生産者名
マルコ・ギュイリアーニ、
ダヴィデ・ジェンティエ

モットーは「100% Uva e Basta」=「100%ぶどう、それだけ!」

造り手のマルコ・ギュイリアーニとダヴィデ・ジェンティエは幼い頃からの大親友。
ワインが大好きで、ある日自然派ワインに出会う。

マルセル・ラピエール、レ・コステ、ロレアーノ、コーネリッセン、
ソリニー、シュトロマイヤー、パルティーダ・クレウス、ル・トン・デ・スリーズなどなど、
そうそうたる蔵元のワインに影響を受け、飲みやすさと旨みの深さに感激した二人。

今はまだ二人とも本業ではないが、サイドビジネスで自分たちが好きな自然派ワインを醸造することに!
二人とも醸造学校には一切通っておらず、色々な本を読んだり、
あちこちの生産者に情報やコツを教えてもらい、初めてワインを造ったのが2010年。
最初の年は3キュヴェだけだったが、実験好きの彼らは一気にキュヴェ数も増やし、
2016年時点では13キュヴェにも!
常に勉強中の二人。

醸造所内には、セメント・タンクが4つ。イタリア産アンフォラも4つ。
ステンレス製タンクも複数ある。
容量が足りない時はダム・ジャーヌ(ボンボン)も使用。樽は一切使用しない。

主な醸造は空気の通し、「ミクロ・オクシジェナション」が絶妙なセメント・タンクで行っている。
そして発酵の終わりと熟成は、キュベによりアンフォラかステンレス製タンクで行っている。
圧搾は全て小さな木製垂直型プレス機を手動で行っている。

彼らのモットーは「100%Uva e Basta」、つまり「100%ぶどう、それ以外何もない!」。

一切添加物を使用せず、フィルターもコラージュも行わない。
もちろん自生酵母のみで発酵。SO2ゼロ。生きているワインを造るのが絶対条件なのだ。

【畑について】
畑は醸造所から遠く、海の目の前にある。標高は150m~350m。
土壌は主に粘土、砂質土壌に岩盤は石灰。全部で3ha。

黒ぶどうはモンテプルチアーノ・ダブルッツォにカベルネを少し栽培しており、
白はトレビアーノ・ダブルッツォ、ペコリーノ・ダブルッツォとマルヴァジア。
樹齢は15年から40年ほど。

ここの畑は海の影響を受け、塩味と旨みの深いぶどうができるという。
日当たりも良く、夏は温度が35度以上にもなる。
しかし湿気も多く、標高もあるため、酸味とフレッシュ感たっぷりなぶどうができる。

収穫は早めなので、アルコール度数が高いワインが多いアブルッツォ地方のワインにもかかわらず、
アルコール度数は12・13度を超すことはない。

【実験好きな二人の挑戦】
4年前から醸造所近辺にマルコとダヴィデは、畑じゃない土地を徐々に買い取り、
土をゼロから耕し、セレクション・マサルで新しい苗を植えはじめた。
ヴィラ・チェリエラ村唯一のぶどう畑だ。

ここでは有機栽培の実験を行っており、4年前に植えてから一度も土を耕したり、
草を刈ったり、調剤を撒いたりしていない。
畑を放置したままでもぶどうが栽培できるかを4年がかりで実験し観察している。
植えたぶどうの木は驚くことに9割生き残っているが、
さすがにこの厳しい環境では未だにぶどうはならないらしい。

この実験の結果を分析して、どこまで新しい植えたての畑を放置できるか、
ぶどうの木に厳しい環境を与えながらどれだけの収穫量を得られ、
どの有機栽培のバランスがいいのを研究している彼ら。

好奇心旺盛な若き彼らの挑戦からますます目が離せない!

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