BMO ワイン
BMO 監修ワイン 蔵元:シャトー・ジャンフォー/CH.JEAN FAUX
ワイン名:トロワ・メゾン ルージュ /TROIS MAISONS ROUGE

柔らかく溶けるニューウェイブボルドー。

トロワ・メゾン ルージュ 
商品No.SF70-6
産地フランス ボルドー 

品種:メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン

土壌:砂利が多く混ざる粘土石灰質土壌

まろやか果実系、やや辛口。
極めてなめらかでしなやか。
旨味が溶けた味わいで、和食までカバー出来る。

シャトー・ジャンフォー
シャトー・ジャンフォー
蔵元
シャトー・ジャンフォー
生産者名
パスカル・コロット

トップワイナリーのワインを知り尽くす先に目指したワイン

ジャン・レノに似たちょっと強面のパスカル・コロット氏。
彼の口癖は「料理を造るように、少しづつ丁寧に」だ。
ワイン熟成用の樽メーカーとして著名な「ソーリー」の経営者の一人だった。
そんな彼が所有するワイナリー、シャトー・ジャン・フォー。
サン・テミリオンの東のコート・ド・カスティヨンから、ドルドーニュ川を渡った対岸の丘陵地に位置する。

コロット氏は、仕事の関係でフランス中のワイナリーを相手に「樽熟成のノウハウ」を伝えてきたため、
当然のごとくワインマニアになった。
特にブルゴーニュの生産者達から聞く、細かな注文やリクエストに答えるうちに、
「テロワールごとに作るブルゴーニュワイン」に引き込まれていったのだ。

そして「いつか自分もこのようなワイン造りをしたい」と考え始めるように。
なぜならボルドー地方には、ブルゴーニュのように区画ごとの土壌の違いに応じた個性を表現するワインがなかったから。

樽熟成のプロを大いに引きつけた「テロワールワイン」を実現するには、「天然酵母」で発酵する、
すなわち「農薬を使わない『自然な栽培』」が欠かせない。
たくさんのワイナリーを見てきた経験があったからこそ、
ボルドー的な技術重視の既成概念にとらわれないワイン造りを実現させたのだ。
もしワイナリーの家系に生まれて、一つのワインだけしか知らなければ、思いつかなかったであろう、
ボルドー地方で今までなかった「自然なワイン造り」をする蔵元が誕生した。


【ぶどう畑】 
~ワインへの情熱が素晴らしい畑を再発見!奇跡的な出会い~

コロット氏の知人の一人、フランスのワイン業界で高名な地質学者、
クロード・ブルギニヨン氏に協力してもらい畑を探し回った。
そうしてコロット氏が探し当てた畑は、フィロキセラ害以降、放置されていた斜面の区画。
ここは1312年には既にぶどうが栽培されていた歴史が残る場所で、それだけ立地条件が良いことを物語っている。
一目で惚れこんで購入した。
普通の人なら作業効率が悪い斜面を嫌がるが、見方を変えれば斜面は日照がよく水はけに優れており、ぶどう栽培にこれほど魅力的な区画はない。
元海底だった頃の岩盤まで根が張ったブドウのワインには、海に通じるミネラル感があり、和食にもピッタリ。

まさにコロット氏の強い情熱が、忘れ去られていたこの丘を発見し、奇跡のような復活をさせたのだった

ドルドーニュ川がもたらした沖積層の土壌は、砂利が多く混ざる。
畑は湿気が溜まりにくいので、病気になりにくくぶどうはより強い味になる。
また、剪定を短くして収穫量を抑えるため、濃縮感の高い果実が得られるのだ。

購入した35haの地所のうち、ぶどう栽培面積は8ha。
畑の周りには野原や森が広がり、秋になるとキノコが取れる豊かな自然をあえて残している。

最近では、畑をビオディナミへ転換し、ますます自然な造りへと変化している!


【ワイン造り】

~長年の仕事を生かし「理想の醸造所」をじっくり設計!フィネスを求める完璧主義者~

親友で醸造家のステファン・レイノンクール氏のアドバイスによって、野生酵母による発酵と、
醸造過程で亜硫酸をほとんど使わず、テロワールの特徴をめいっぱい残したワインを造っている。
収穫したぶどうを選果する台は、効率面で改良された最新型。
徐梗したぶどうを発酵タンクに入れる装置は、ポンプではなくぶどうをいたわるタイプ。
圧搾機は昔ながらの垂直式だが、最新モデルで丁寧かつ衛生的。
惜しみない設備投資によって「繊細な味わい」を追求。

故郷ボルドーを愛し、ボルドー右岸の本物テロワールとメルローを追及するジャンフォー。
こうして「自然な栽培」と「テクニックを使わない自然な醸造」による新たなボルドーワインが誕生した。
ボルドーワイン委員会が毎年選ぶ「ボルドーバリューワイン100選」にも選ばれる快挙!


~2017年パスカル・コロット来日時のメッセージ~


シャトー・ジャンフォーは13世紀から存続し、とても歴史の長いドメーヌです。
この偉大なテロワールを、今ではビオディナミ栽培と自然な醸造法で最大限に尊重しています。
私達のワインは真っ直ぐで繊細な部分が特徴的であり、日本料理と最高なマリアージュになると思います。
グラン・ヴァンに対する私達のパッションを、皆様と分かち合えることをとても嬉しく思います。

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