BMO輸入ワイン |
蔵元:グロース/GROSS & GROSS ワイン名:ヴィッチャイナー ヘレンベルク 2019/WITSCHEINER HERRENBERG |
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トップソムリエが血眼になってでも探し出す傑作!
商品No. | 3BKAU1-11-19 | 色 | 白 |
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産地 | オーストリア シュタイヤーマルク |
品種:
ソーヴィニヨン・ブラン、ゲルバーミュスカテラー
栽培、醸造:
樹齢64年。2品種を別々に収穫し、プレス直前にブレンド。
ソフトプレス後600Lオーク樽で12-24時間発酵。
ステンレスタンクにて、
月の満ち欠けに配慮して澱引きを実施。
600Lオーク樽で24ヶ月+ステンレスで21ヶ月熟成。
~梁世柱氏コメント~
標高415~465m、最大傾斜角30度、
石灰をより多く含むオポーク土壌、
南東に開けたスロベニア領のWitshcheiner Herrenbergは、
新EU法によってシュタイヤーマルク産を名乗る権限を奪われてもなお、
グロースのフラグシップワインとして君臨している。
地勢がもたらす大きな寒暖差によって、
葡萄は酸を蓄えつつゆっくりと成熟し、
驚異的に複雑なフェノールを宿す。
ソーヴィニヨン・ブラン主体だが、
10%ほどゲルバー・ミュスカテラーが混植されている。
ソーヴィニヨン・ブランの爽快さに、
ゲルバー・ミュスカテラーの芳醇なニュアンスが加わった
極めて外交的なアロマ、立体的なストラクチャーを構成する、
凝縮したフルーツ、分厚い酸、
強靭なフェノール、そして圧倒的なまでの集中力。
年産僅か700本程度の非常に希少なワインだが、
血眼になってでも探し出す価値がある。
SattlerhofのRied Trinkausと共に、
GrossのWitshcheiner Herrenbergもまた、
例外的品質のソーヴィニヨン・ブランだからだ。

蔵元 |
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グロース |
生産者名 |
ヨハネス・グロース(兄) @オーストリア ミヒャエル・グロース(弟) @スロヴェニア |
兄オーストリア。
山頂を越えると弟スロヴェニア。
今やナチュラルワインの新聖地に現れた天才兄弟!
【グラスから立ち上がる、
あの標高の高いシュタイヤーマルクを思い出させる山のミネラル感。
美しい果実の奥には、この産地を歩いた時の、
清々しい植物のテンションが、見え隠れする。
「伸びっ!」口中に放り込んだ時の第一印象だ。
ナチュラルを徹底しても、ブレはかけらも無いクリーンの王者的風格。
「ホッとしたっ」かつてない旨味の絡み方に、喜びのため息が出た。】
(代表・山田のコメントから一部抜粋)
グロース家はシュタイヤーマルク州のラッチュ・アン・デ
ア・ヴァインシュトラーセで1750年からワイン造りを行う歴史あるファミリー。
10年前から兄のヨハネスがオーストリアを、
弟のミヒャエルがスロヴェニアのワイナリーを受け持っている。
兄のヨハネスはオーストリア随一と称される醸造学校クロスターノイブルグ校を卒業。
話す時に土を触り、ぶどうに触れ、農園の自然を慈しんでいるのが分かる。
生物多様性、サステイナビリティ、景観、伝統のことが話によく出てきて、
流行りで自然なワインを造っているのではないと確信。
ラッチュ周辺は丘が入り組んだ多様な地形で、
マール(泥灰土)を主体に石灰岩や砂岩、粘土土壌や酸化鉄、
二酸化マンガンなど、多様性に富み、複雑。
堆積土壌で1500万年前の海底が隆起した土壌。
貝の化石がくっついた石灰岩が出る畑もある。
ヨハネスの祖父の代には、
必要に応じて化学肥料を使ってきたが彼の代から自家性肥料に戻した。
(2年かけて熟成、牛の糞以外は全て自園のもの)。
その肥料でさえ、植樹後2年間続けてごくわずかに使用するのみで、
それ以外は葉の色を見て必要に応じてスポット使用。
また、除草剤、殺虫剤、化学肥料に頼らず生物多様性を高めることで
質の良いぶどうを育てることを目指す。
ワイン造りのほとんど全ては畑。そんな畑仕事もほぼ手作業。
というのも、テラス状や急斜面の畑のため機械化が難しく、
20人の従業員のうち17人は畑での作業に従事している。
ワイン販売の半分はワイナリーに買いにきてくれる地域密着型!
自分たちの哲学、ワイン造りの説明をし、納得して買ってくれるので、
認証業者にお金を払う意味が見出せず、認証こそ取っていないが正真正銘BIO!